ラグジュアリーカーの可能性を押し拡げた ベントレーベンテイガはSUVの概念を覆す

ラグジュアリーカーの可能性を押し拡げた ベントレーベンテイガはSUVの概念を覆す

主力モデルに通じるエクステリア
ベントレーの息遣いが感じられる

 ベントレーという響きには、何とも言えない特別感がある。
 設立は1919年のロンドンである。イギリスが誇る由緒正しいブランドだ。
 24年から30年にかけてル・マン24時間レースで名をあげたベントレーに、世界の富裕層が熱をあげた。映画007シリーズの主人公ジェームズ・ボンドは、イアン・フレミングの原作ではアストン・マーティンではなくベントレーに乗っていた。
2002年からはイギリス王室の公務専用車に指定されている。ラグジュアリーカーにカテゴリーされる車種は多いが、伝統と権威と格式を備える意味で、ベントレーは別格と言うことができそうだ。

 ベントレーは2015年9月に、同社初のSUVモデルとなるベンテイガを初公開した。ランドローバー レンジローバーは言うまでもなく、ポルシェのカイエンやメルセデスベンツのGクラス、BMWのX5などが新たな顧客層を開拓していったことで、ベントレーもこのカテゴリーに乗り出したところはあったのだろう。ベントレーのSUVが欲しいとのニーズも、高まっていたと想像できる。
 ベントレー側には覚悟があったはずだ。先行する他社との違いを打ち出しながら、独自性も織り込まなければならなかったからだ。期待の大きさと重圧は比例していただろう。
 果たして、日本市場に16年6月から投入されたベンテイガは、ベントレーの世界観をしっかりと保ちながら、SUVとしての性能を搭載した一台となっている。

 エクステリアデザインは、片側につき大小2つの丸型LEDランプを組み合わせたヘッドランプや、大型のマトリックスグリル、ボディーサイドのプレスラインなどが、主力モデルの『コンチネンタル』や『フライングスパー』に通じる。ベンテイガを一目見れば、ベントレーが生み出した一台と分かるはずだ。

ボディーサイズは全長5150mm、全幅1995mm、全高1755mmで、ホイールベースは2995mmである。重厚かつワイドなボディーは、ゆったりとした居住性が確保されている証だ。定員5人が乗っても、息苦しさを感じることはない。
そもそも座高が高いので、広い視野が確保されている。車窓を流れる景色をワイドに、かつ臨場感たっぷりと楽しめる。サスペンションが滑らかでしっとりとしているので、悪路でも身体に大きな負担を感じることはない。

最高速度は300km/hを超える
豪華で速くて、しかも乗りやすい!

車両重量は2510㎏になる。
率直に言って重い。
ところが、速い。
6リッターW型12気筒ツインターボで、トランスミッションには8段ATを、駆動方式にはフルタイム4WDを採用している。V6をふたつ乗せたエンジンはベンテイガならではの独自性のひとつで、勇ましいエンジン音を聞かせてくれる。
最大出力と最大トルクの数字も際立ち、驚くほどのパワーを誇る。最高速度は301km/hを弾き出す。
しかも、究極のパフォーマンス性能はオンロードに限らない。いかなるオフロードコンディションでも発揮されるのだ。


インテリアはカーボン、本木目、レザーがふんだんに取り入れられ、ラグジュアリーでありながらスポーティな印象も与える。フロントシートはオプションの「コンフォートスペック」付きで、マッサージ機能を備えている。リアシートはセンターコンソールで左右を仕切る2人乗りもあるが、このベンテイガはベンチタイプの3人乗りだ。


レザーシートにも、オプションの「コントラストステッチ」が施されている。黒×赤のコンビネーションが、インテリアに落ち着いた雰囲気をもたらしているのだ。


オプションでもうひとつ触れておきたいのは、「LEDウェルカムランプ」だ。ドアを開くと、ベントレーのオーナメントが足元に浮かび上がる。何ともスマートな仕掛けだ。子どもは目を輝かせるだろうし、大人でも思わず声をあげてしまうだろう。


トランクスペースは、430リッターの容量を持つ。ふんわりとした厚めのカーペットが敷かれており、荷物に傷がつくことを防ぎながら、高級感を醸し出している。
リアシートを抜いたトランクスルーも可能だ。積載性を最優先にしてはいないが、ゴルフバッグやサーフボード、スキー板やスノーボードを無理なく収納できる。


 SUVは街中にすんなりと溶け込む。ベンテイガなら居住性に優れて上質な時間を過ごすことができ、コーナリングも実に滑らかである。ドライバーが気を遣う工事箇所でも、路面をしっかりととらえる。


 しかし、SUVとしての潜在能力を体感しないのは、少しばかりもったいないのではないだろうか。トランクに荷物を詰め込んで、都会を抜けだしてみるのはどうだろう。ベンテイガをアウトドアやアクティビティの足にするのだ。


 月めくりのカレンダーは、もうすぐ残り3枚になる。10月は秋の旅行シーズンで、中旬には連休がある。11月初旬にも連休がある。次第に色づいていく紅葉を散策するのも、これからの季節の楽しみのひとつだ。
 12月になれば、スキーシーズンの幕開けである。友人と、恋人と、家族と、ベンテイガで白銀の世界へ向かう。気象条件や路面のコンディションを問わない走破性とコントロール性に、快適さと洗練さを再確認させられるはずだ。


『G735Gallery』に先日入荷されたベンテイガは、2019年5月の年式で走行距離は700キロである。これだけコンディションのいいベンテイガを、新車以外で見つけるのは至難の業と言っていい。ハイブランドの車が集まる『G735Gallery』
だからこそ、入荷が実現した一台と言って差し支えない。ボディカラーはオニキスと呼ばれる落ち着いた黒だ。


ベントレーというブランドの伝統と、SUVとしての存在感が鮮やかに調和する一台──ベンテイガの魅力を語る言葉は数えきれないほどあるが、その魅力を語り尽くすのは難しい。

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