エントリーモデルでも“本物”を体感できる わずか14秒でクーペからスパイダーへ!

エントリーモデルでも“本物”を体感できる わずか14秒でクーペからスパイダーへ!

フェラーリ初のリトラクダブル・ハードトップ(以下RHT)の2+2モデルとして、2009年に『カリフォルニア』が発売された。今回紹介する『カリフォルニアT』は、『カリフォルニア』のビッグマイナーチェンジモデルだ。年式は14年12月である。
フェラーリと言えば、F1マシンの赤いボディカラーが印象的だろう。ロードタイプでも赤と白が人気を集める。

フェラーリカリフォルニアT

G735Galleryに展示されている「Nero」も、実はアピール度は高い。イタリア語で「黒」を意味する「ネロ」は混じり気のない透明さがあり、大人の色気を醸し出す。
エクステリアは伝統的なフェラーリ・フロントエンジンGTスタイルを踏襲する。FRの特徴的な魅力として、ノーズが長くなっている。ホイルベースのなかにエンジンが収まっていることもあり、プロポーションに優れるのだ。
デザインを機能的に言えば、空気抵抗を抑制するフォルムであり、躍動感に溢れている。シンプルに表現すれば、大人のカッコ良さをまとった一台だ。「ネロ」でコーティングされたボディが、より一層引き締まって見える。

フェラーリカリフォルニアT

『カリフォルニア』は日常的な乗りやすさや快適性を重視したモデルで、新規顧客の開拓に重点が置かれた一台として知られる。フェラーリのすそ野を広げた入門用ともエントリーモデルとも言えるもので、着座位置はスポーツタイプに比べて高い。セダンなどと極端な違いがないのだ。
着座位置はそのまま視線につながり、都心を運転する場合は高いほうがストレスを受けにくい。その意味で、『カリフォルニアT』はドライバーに優しい。初めてフェラーリのオーナーになる方も、スポーツカー特有の視線の低さを感じることはないだろう。
運転している感覚も悪くない。凹凸のある路面を走ってもゴリゴリとした硬さがなく、かといって柔らかすぎることもない。渋滞に巻き込まれても、穏やかな気持ちでいられる。
たとえば、BMWの8シリーズやメルセデスベンツのSLといったクラスに慣れた方でも、無理なく乗りこなせるはずだ。居住性と操作性も確かで、極上のサルーンといった装いである。

フェラーリカリフォルニアT

G735Galleryでハイエンドなスポーツカーを探す方の多くは、トランクスペースにこだわりを持つ。とりわけ、「ゴルフバッグは入るか」との問い合わせは多い。「スポーツタイプの収納スペースが限られているのは分かっているけれど、できれば……」という思いは根強いものだ。
『カリフォルニアT』なら、収納にまつわる悩みを解消できる。フェラーリでは初のトランクスルー方式を採用しており、リアシートを倒せばゴルフバックが無理なく収まる。トランクスペースの利便性が高いのだ。

フェラーリカリフォルニアT

インテリアは黒×ブラウンの組み合わせだ。シートはもちろんレザーで、白のインテリア・ステッチが全体の雰囲気を柔らかく仕上げている。ヘッドレスト・プランシング・ホース刺繍はさりげなく、それでいてしっかりと「フェラーリ」のブランドを主張する。

フェラーリカリフォルニアT
フェラーリカリフォルニアT

キャビンは快適さと機能性を兼備する。
ステアリング周りは、メーカーオプションのカーボンファイバー・ドライバーゾーンとLEDステアリングで彩られる。ウインカーボタンを含めた様々なスイッチが、ステアリングを握りながら操作できる。

フェラーリカリフォルニアT

また、様々なイノベーションにより、ステアリングの操舵角が最小限に止められている。ロール(傾き)やピッチング(揺れ)を抑えた正確なハンドリングが保証されるのだ。『カリフォルニアT』にもレーシーなテイストを実現しているのは、フェラーリの面目躍如といったところだろうか。

フェラーリカリフォルニアT

ステアリング周りを含めて、総額240万円を超えるメーカーオプションが搭載されている。フェンダーの紋章には、SF(スクーデリア・フェラーリ)の文字が刻印される。これもまた、この一台ならではのオプションだ。

フェラーリカリフォルニアT

エンジンにも触れよう。
『カリフォルニアT』の『T』はターボを意味する。V型8気筒DOHCツインターボエンジンは、排気量が『カリフォルニア』の4297㏄から3855ccへダウンサイジングされたものの、最高出力は482PSから560PSへ引き上げられた。1リッターあたりの出力は、このクラスのエンジンで最高となる。最高速度は316km/hを弾き出す。
速さを追求しつつも燃料消費量は10.5 リットル/100kmで、従来モデルより15パーセント低減している。C02の排出量削減が求められる自動車メーカーの使命を、『カリフォルニアT』はパフォーマンス効率をアップさせながら実現したのだ。もちろん、フェラーリへの憧憬を誘う力強く重厚なサウンドが、損なわれることはない。

フェラーリカリフォルニアT

変幻自在のスタイルも、『カリフォルニアT』の魅力である。RHTを備えているので、洗練されたクーペスタイルからわずか14秒(!)で魅惑のスパイダーへ変貌するのだ。
アルミニウム製の耐荷重構造キャスティング・パーツに、同素材製パネルを重ねたRHTは、開閉時にカバーとトップが同時に可動する。14秒という高速の可変に、映画『トランスフォーマー』を思い浮かべる方がいるかもしれない。車がロボットへ変身するかのような機械的かつ正確な動きは、何度見ても飽くことがないのだ。
ルーフのパッケージはトランクルームに収納されるのだが、パネル同士が重なるように最適化されている。これにより、ルーフを下げた状態でも、十分なラゲッジスペースを確保する。キャビン・スペースも保たれている。幌タイプではなく電動のメタルトップなので、セキュリティ機能にも優れる。
避暑地でのドライブなどでは、RHTを存分に活用したい。梅雨が明けて夏本番になっても、暑さの和らぐ夜間や早朝のドライビングで快適さを楽しめるだろう。

フェラーリカリフォルニアT

フェラーリならではのスポーツ性能とRHT搭載のボディが生み出すワクワク感が融合するのが、『カリフォルニアT』という車である。フェラーリのエントリーモデルと紹介したが、このブランドならではの走りを追い求める人でも納得感は得られるはずだ。
豪華で快適なグランツアラーの要素を持つ一台は、1920万円で販売されている。新車時の車両価格は2600万円を超えているから、12920キロの走行距離を考慮しても購入を検討する価値はあるだろう。
フェラーリの息吹が、すぐそこに。

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